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お箏修理改造研究室

​琴柱の作成研究

 ポリエステル樹脂を使用して琴柱を作成。型の作成をあれこれ試している。

​ ・グルーガンを使用した型取 → 一応琴柱が作成できたが、ポリエステル樹脂の化学変化の過程の熱により型が溶けるのが難点。

 ・石膏 → 原型が綺麗に外れない。結局、石膏だけの型取は、型自体の作成も、原型を取り外すのに苦労し、仮にポリエステル樹脂

        を流しこんだとして、取り外すのが大変。ひとまず中止。

​ ・粘土 → 紙粘土におて型を作成し、ポリエステル樹脂を流し込んだが、やはり取り外すのが大変なのでこちらも中止。

 ・シリコン → こちらを使用したところ、たった1回の試作型にて、高品質(上記の物と比べ)な物が作成できた。

          カラー琴柱の作成に発展。

​ お琴の付属品にオリジナルの琴柱を付けたいと思い、研究を始めました。

 ★カラー琴柱の作成を開始。試作品をオークションにかけます。

カラー琴柱
  現在バージョン4
  当初よりも品質はかなり向上しました。作り方や、琴柱も形状にもこだわりました。
​  新しくクリアー琴柱も開発中。クリアー琴柱を加工したクリスマスバージョンを研究中。
  テーマ箏から琴柱を切り離し、組み合わせられる様にしたり、コストを低減した、プレーン琴柱の発売等。
​  おいしそうな琴柱の開発。3月に向けて、菱餅琴柱開発中。強度が一番の課題。
  現時点では、贈り物としての需要は無いと判断し、パッケージ開発は中断。
  

尾布・口前サックの作成
 ★くまモンの尾布、口前サックのセットを作成。

 これは、売り物にならないので、付属品としていましたが、28/10/19くまモン 使用許諾番号K24364 取得!!

 糸締めの実演を動画で予定していたのですが、容量不足により断念。

 琴袋や油単と同様、こちらもかなり汚れたり、破れたりしているものが多く、尾布を作る研究を始めた。

​ 尾布を作っているうちに、口前ケースも同じ柄で作りたくなった。

 最初は、古い撥ケースの再利用で尾布を作成。

​ 口前ケースもポリエチレン板で作成してみたが、失敗。ぼろぼろの口前サックをリメイクするのが一番綺麗にできる。

 生田の琴は、形状が異なるため、口前サックを山田の6尺箏の物を流用できない。このため、口前サックを自社開発。

​ こちらは、バージョン3。

​油単の研究

 マジックテープ式の油単。7枚作成。生地によっては、マジックテープだけでは油単がずれ落ちてくるので(立てた状態)ゴムベルトを組み込み。

 2枚試作。ヤフオクで2枚が売れ、5枚を出品中。黒い帯で、UVカットマジックテープ油単を作成出品。

 中古のお琴を扱っており、油単や、琴袋は、かなり傷んでいる物が多い。50年は当たり前、100年以上前のお琴も出回っています。

​ このため、オプションとして、琴袋や、油単を選べる様にしたいという思いから研究を始めた。安く作る!!

糸締めマシーンの開発。

 熟練の職人さんが減っているので、なかなか糸交換が難しくなっている。このため、素人でも

 本格的に糸締めができる様に開発した。ある程度力がある方なら、かなり職人さんに近い

 糸締めが可能。松脂は使わない。

 このマシーンを使用し、移動糸締め2件受注。調弦して、問題無く、ご提供済み。

 それは、ぼろぼろの上角琴の修理から始まった。ムカデ足が無い、龍目が無い、尾布がぼろぼろ、糸が切れいている、

 甲のパテがはがれて汚い。このお箏がすべての研究の始まりとなった。

お琴移動用琴ブロック

お琴輸送・保管用ダンボール

 移動ブロックは、お琴を乗用車で運ぶ際、安全に輸送する事がきっかけで作成した。その後、積み下ろし時間

 短縮のための、改良を施し、現在中断。改善点はたくさんある。

 輸送・保管ダンボールは、お琴を運送会社に運んでもらうための専用ケース。安全に輸送できる用、改良に

 改良を重ねた。現在は、継ぎ目なしの特注ダンボールを使用している。梱包キットもだいぶ確立してきた。

 現在バージョン2切れ目無し。

 好評販売中。海外へ発送される方や、オークションで発送される方から注文を受けています。

立奏台の開発

 立奏台には、大きく分けて2種類存在する。ひとつはH型。主に演奏会等で使用する。音響を考慮してあるので、長いボードと

 足になるパーツ2枚で構成されている。こちらは、良く売れるのですが、大型商品になるため送料が高くなってしまい、あまり

 値段が付かない。もうひとつは、A型立奏台。こちらは、主に、お稽古や、移動が多い演奏等に使用される脚立タイプ。こちらも

 良く売れる。もともとの値段は安いのだが、送料は安く届けられるため、利益率は良い。と考えた結果、A型立奏台を作って

​ みる事にした。シンプルなのだが、ゆがまないように作るのは意外と難しい。沢山作れる様、工具も高性能な物に変更。

​ 最近わかったのですが、ナチュラル(白っぽい)カラーはあまり人気がないので、木目を生かした塗料で着色して販売。

 13絃用1セットが売れて、現在カラーの再検討中。完成度を上げるため、作成工程も見直し中。

 

お箏の修理

 以下の修理実績あり。紛失パーツの作成も行っております。

 各所の割れ

  裏板の割れ

  磯の割れ

 凹み

  甲の凹み

  磯の凹み

  磯と裏板の角の凹み

  磯と甲の角の凹み

  龍尾、柏葉周辺の傷、凹み

  ※ウッドパテを使用した場合は、目立たなくする塗装処理を行います。 

 口前の破損、損傷

 ムカデ足の破損、損傷、紛失

 猫足取り付け部分の破損、損傷

 角の破損、損傷

 四分六板の破損、損傷

 いのめの破損、損傷

 各所虫食い(平きくい虫)

 竜眼紛失対応

 

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